オランダ人デザイナー、ケース・ブラークマン cees Braakman によるダイニングテーブル。
ケース・ブラークマンは近年とっても人気で国内では入手困難。特にダイニングテーブルはなかなか出会えないアイテムです。
目黒通りの家具屋Filmさんにて購入。
直径104.5cmと日本のマンションなどでも使いやすいサイズ感。
またとっても便利なのがエクスパンドできる天板が内蔵されていること。拡張板の置き場所などに困りません。
使われている金具パーツも格好よく、毎回机を広げたり戻したりする作業がとても楽しかったです。
脚もシュッとしていて機能性だけでなくとてもスタイルも良いダイニングテーブルです。
直径 104.5cm
高さ 72.5cm
エクスパンド時は 幅が154.5cm
ヴィンテージアイテムですので細かな傷は無数にありますが使用に支障があるようなものはございません。ご了承のうえ購入ください。
天板の気になりそうなダメージは写真を参照してください。
一見、北欧の伝統的なラウンドテーブルに見えるが、特徴的なところがいくつか。直径1050mmというコンパクトなサイズはレイアウトし易く、角もないから動線確保にも効果的。天板を中央から左右にスライドすると、メイン天板の下に格納されたスペア天板が現れる。2つに折り畳まれた天板は、絶妙に計算されたからくりによってメイン天板とピッタリと合わさる仕組み。その動作は50年経過しているとは思えぬほど軽い力でスムーズに稼働し、メイン天板にピタリと合わさるところが何とも気持ちいい。一般的にはスペア天板は別のスペースに保管することが多いが、これなら置き場所に困ることなく、重い天板を持ち運ぶ手間もない。横から見たときに幕板が歯抜け状態にならないため、大きくしても意匠性を損なうことのない気配りは嬉しいところ。また、広がるのは天板のみで、天板下の幕板や脚はその場に留まる点も見逃せない。
ブラークマンらしいと感じるのは天板の素材。薄く裂いた木材を積層させた合板を選択し、木端の積層をあえて意匠として魅せている。アメリカでプライウッドの家具を多く見てきた彼ならではの発想だろう。テーパーが付けられ、天板が薄く繊細に見える。脚は直線的ながら、先に行くにつれ細くシャープになり、随所にエッジを効かせた工夫が凝らされている。
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